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일본어 Japanese

JLPT N2 시험 26화 - 일본어 - 독해

by shenminghu456 2023. 1. 18.
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問題1

「1」フリーターがふるえている。200万人にちがい、ともいわれる。それでも「2」だいした社会問題にならないたいした社会問題にならないのは、フリーターという呼び名だからである。けっして失業者とよばれない。1999年現在、15歳から24歳までの男性の失業者は、10.3パーセントにも達している。
労働省の定義によれば、「フリーター」とは、15歳から34歳までのパートやアルバイトをしている男女、ということになる。つまり、34歳をすぎると、もうフリーターとはよばれない。ただのパートかアルバイトである。女性の場合、フリーターといわれるのは、独身者のことで、主婦になると、パートのおばさん、である。
フリーターは、自分で就職せずに、きままにはたらいて、自由を楽しんでいるようにみえるが、実際のところは、うまく就職できないための、浪人暮らしがすくなくない。それは失業率がたかくなると、フリーターが多くなることによっても、よく理解できる。正社員に登用されるかもしれない、と思って、一生懸命はたらいたが、採用されなかった、というフリーターも多い。「3」これはなどは、まちがいなく失業者の部類にはいるひとである。
(鎌田慧『現代社会100面相』による)
気ままに:自分の思い通りに
正社員に登用する:正式な社員の地位に引き上げる

1. パートやアルバイトをしている人で「1」フリーターとよばれるのは、次のうち、どのひとか。
 25歳で結婚している男性
 25歳で結婚している女性
 40歳で独身の男性
 40歳で独身の女性

2. 「2」たいした社会問題にならないとあるが、なぜか。
 フリーターは失業者だと思われていないから
 フリーターは労働者全体からみて数が少ないから
 フリーターというよび名がまだあまり知られていないから
 フリーターは自分の意志で自由を楽しんでいる人だから

3. 「3」これとあるが、何をさしているか。
 自由を楽しんでいる浪人暮らしのフリーター
 正社員になりたいのに採用されないフリーター
 仕事があるのに自分で就職しないフリーター
 一生懸命はたらいて、正社員に登用されたフリーター

 

問題2

以下は、目標に向かう姿勢について、ある将棋のプロが書いた文章である。
勝った将棋と負けた将棋。どちらかがより忘れられないかと問われれば……どちらもあまり覚えていない。勝った喜び、負けた悔しさともに体内に残らない。必要でないと感じられることはどんどん忘れていってしまう性質なのだ。もちろん、何年の誰との将棋について語らなければならないということがあれば、記憶の糸口さえ見つかれば、いつか対戦したそのとき手順をスラ
スラと思い出すことができる。しかし、通常はそんなことはしない。それを思い返したところで、先へとつながるものだとは思えないからだ。必要なのは、前に進んでいくこと、そのための歩みを刻んでいくことだ。これからの道のりも長い。それを進んでいくために必要とされるのは、マラソン選手のような意識とでもいうのだろうか。一気にダッシュするのではなく、瞬間的に最高スピードを出そうとするのでもなく、正確にラップを刻んでいくことだ。1キロを4分で走るとしたら、次の1キロも、そのまた次の1キロも……と、同じようにラップを刻むこと。それを意識的に続けていくことだ。
それには、「長い距離をずっと走り続けねばならない」と考えるのではなく、すぐそこの、あの角までを目標に、そこまではとりあえず走ってみようといった小さな目標を定めながら走るのがいいと思う。
ゴールまであと200キロあると言われたら、たいていの人はイヤになる。走るのをやめてしまうだろう。しかし、あと1キロだけ、あと1キロ走れば……と思えば続けられる。この1キロ、今度の1キロ……と繰り返すうちに気がついたら200キロになっていることもあるだろう。そうなっていることを目指したい。歩けない距離は走れない、という話を聞いたこともある。なるほど、たしかにそうだと思った。歩けるかどうかは、スピードとか記録とかの前にベースとなる最低限の保証だ。まずはその距離を歩いてみる。そこで無理だと思うなら、走るなど到底できないことだ。他の誰かが隣を駆け抜けていったとしても、自分には無理なことなのだ。だから、まずは歩いてみる。そして、歩けそうならば走ってみる。急ぐ必要はない。同じペースでラップを刻みながら行けばいい。それは、無理をしないことだ。自然にできることを続けていくという健全さなのだ。
(羽生善治『直感力』による)
ラップを刻む:ここでは、一定の距離を同じスピードで走る

4. 過去の対戦に対して、筆者はどのような態度をとっているか。
 思い返して次につなげる。
 負けた対戦は思い返さない。
 役に立つ対戦だけを思い返す。
 必要がなければ思い返さない。

5. 「長い距離をずっと走り続けねばならない」と考えるのではなくとあるが、その理由は何か。
 走ることが楽しく感じられるから
 ゴールまで走り続けやすくなるから
 走っているときの不安がなくなるから
 同じペースで走り続けることができるから

6. この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
 できる範囲のことを続け、前に進んでいくことが大切だ。
 できないことでも、必死に頑張ればいつか達成できる。
 目標は小さくても、それを見つけることで前進できる。
 目標を立てる前に、自身の能力を知ることが重要だ。

 

정답:

フリーター: young people subsisting on part-time work, one whose livelihood is provided by part-time work

社会問題 (shakaimondai): social problem

たいした: considerable, great, significant

呼び名 (yobina): given name, popular name

失業者 (shitsugyousha): unemployed person

達する (tassuru): to reach, to get to, to arrive at

労働省 (roudoushou): Ministry of Labor (now Ministry of Health, Labor and Welfare)

定義 (teigi): definition

パート: part-timer, part-time (work)

アルバイト: part-time job, side job

独身者 (dokushinsha): unmarried person, bachelor

浪人 (rounin): wandering samurai without a master to serve, out of work, waiting for another chance to enter a university

失業率 (shitsugyouritsu): unemployment rate

正社員 (seishain): regular employee, full-time employee

登用 (touyou): appointment, assignment, promotion

採用 (saiyou): acceptance, adoption, employment

まちがいなく: clearly, unmistakably, certainly

部類 (burui): class, group, category

将棋 (shougi): shogi, Japanese chess

プロ: professional

悔しさ (kuyashisa): bitterness, frustration, vexation

体内 (tainai): interior of the body

糸口 (itoguchi): thread end, beginning, clue

対戦 (taisen): waging war, competition

手順 (tejun): process, procedure, sequence, protocol

スラスラ: smoothly, easily, readily

通常 (tsuujou): usual, ordinary, normal

思い返す (omoikaesu): to re-think, to think back upon, to change one’s mind

つながる: to be tied together, to be connected to, to be linked to

歩み (ayumi): walking, progress, advance

刻む (kizamu): to carve, to engrave, to mince

道のり (michinori): distance, journey

マラソン: marathon

一気に (ikki ni): in one go, without stopping, without pausing

ダッシュ: dash

瞬間的 (shunkanteki): momentary, instantaneous

正確 (seikaku): accurate, punctual

ラップ: wrapping (something up), rap

ゴール: goal

最低限 (saiteigen): minimum, at the very least

保証 (hoshou): guarantee, security, assurance

到底 (toutei): by no means, not at all

駆け抜ける (kakenukeru): to run past from behind, to run through

ペース: pace

必死 (hisshi): frantic, desperate

 

정답:

Question 1: 1
Question 2: 1
Question 3: 2
Question 4: 4
Question 5: 2
Question 6: 1

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